コロナ禍でプライベートな移動が可能になる自家用車の所有を検討する方が増えている昨今、いざ「車を購入しよう」と思っても「どんな車を買ったら良いか分からない」「高い買い物だから失敗したく無い」と思う方も多いと思います。
車は一度購入すると、ある程度長期で保有するものです。
後悔の無い選択をする為に「中古車の選び方」についてまとめましたので、車選びの参考にしてください。
最後に中古車選びで最も大切なポイントをまとめていますので、お見逃しなく。
新車 vs 中古車
車を買う時にまず悩むのが新車を買うのか?中古車を買うのか?という問題です。
それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。
新車のメリット・デメリット
まずは新車からです。
新車の一番のメリットは、自分が初めてのオーナーになれるということ。
「新車じゃなきゃ嫌!」と言う方もいらっしゃいますよね。
また、最新の機能が搭載されていますので、利便性も高く、デザインも先進的で新しいモノ好きにはたまりませんよね。
では逆にデメリットはなんでしょうか?
まず価格の高さが一番のデメリットだと思います。
元の車体の値段が高いので、その後に選ぶオプションの値段が大したことの無い値段に見えてきて、ついつい色々な装備を追加して最終金額はそれなりのお値段になることが多いのでは無いでしょうか。
また、新車は一度乗れば中古車になってしまいますので、どうしても手放す時の値段の落ち幅は大きくなってしまうものです。
中古車のメリット・デメリット
それでは逆に中古車はどうでしょうか?
中古車の一番のメリットは価格が抑えられることです。
安ければ良いと言うものではありませんが、新車の値段が高い車ほど値落ちも大きく、新車だと予算が足りない車にも手が届くようになります。
また、中古車の車種やモデルによっては値段が一定以上落ちない車もあります。
筆者も車体価格69万の中古車を二年乗って、手放す時の価格は61万だった経験もあります。
このように、良い選択をすれば実際のランニングコストを抑えてカーライフを楽しむこともできるのです。
では逆にデメリットはなんでしょうか?
まずは、誰がどのように乗っていたかが車によって違うというリスクがあります。
そして乗り方や車種特有の故障が一番皆さんが心配されるリスクでは無いかと思います。
新車と中古車どちらを買うべきか
結論から言うと、どちらでも良いのです。
どうしても発売したばかりの新車が欲しいのであれば、頑張って買った方が満足感が得られますし、コスパの良い中古車を賢く選ぶのも、もちろん正解です。
新車は選び方で大きな違いは生まれませんが、中古車は選び方によって大きな違いが生まれてしまいます。
そのため、今回は中古車の選び方について詳しくお話していきたいと思います。
中古車を買うお店の選び方
中古車を買うとき、購入する方法がいくつかありますが、それぞれのメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
初心者向け〜大手中古車販売店〜
車についての知識があまり無い方や、近くに車に詳しい信頼できる知人がいない方、初めて車を購入される方等は、まずは大手中古車販売店に足を運んでみてはいかがでしょうか。
大手中古車販売店のメリットはまず在庫の数が豊富で、どんな車があるのか実際に見て、触って確かめられるところです。
また、中古車の品質も一定以上の品質で線引きしている場合が多く、粗悪品に当たる可能性は最も低いでしょう。
デメリットは価格が比較的高いことです。
広大な敷地、TVCM等の広告費、社員の数など、コストが掛かっていますので、その分車の値段に乗ってくる傾向が高いのです。
中級者向け〜個人店・地元展開の店舗〜
次に少し難易度を上げて、地元展開の店舗や個人店での購入について解説していきます。
大型店のように決まったマニュアルや線引きがあるわけでは無く、その店舗の社長さんのキャラクターが強く出る個人店や地元展開の店舗。
メリットとしては、車種専門のお店が多い為、ある程度車種が定まっている方にはお勧めです。軽自動車専門店や、SUV専門店、スポーツカーを多く扱っているお店や、輸入車専門店、レクサス専門店やMINI専門店など、比較的色々なジャンルの専門店がそんざいします。
個人店・専門店の良いところは、大型店では扱わないような車種があるところです。
大型店は基本的に大幅にカスタムされた車は扱わない傾向があります。
メーカー純正品ならそれなりに保証や品質が確保されていますが、社外品でカスタムされた車は素性がわかりにくい為、リスクと捉えて手を出さない傾向にあるのです。
もし自分好みのカスタムされた車が見つかれば、ノーマル車をカスタムするよりも、トータルコストを安く抑えることができます。
デメリットとしては、お店の基準で車の値段や整備の質が決まってしまうところにあります。信頼できるお店が見つかれば、大型店よりも安くて質の良いサービスを提供してくれるお店はたくさんありますが、そうでは無いお店も存在するのが事実です。
なかなか難しい話ではありますが、信頼できるお店かどうか良く吟味して決めることをお勧めします。
上級者向け〜個人売買〜
最も難易度が高いのは個人売買です。
具体的には知人・友人から買う。ネットオークションで落札する。ジモティー等のサイトの掲示を見て連絡する。などの手段があります。
メリットは言うまでも無く価格面が圧倒的に安いこと。
お店を介さない分、中間手数料がかからず、売る側も買う側もお得な取引ができます。
デメリットはやはり車の素性が分からないことです。
個人売買は乗っていた車をそのまま引き渡すことになるので、点検や整備も無く現物引き渡しになります。
購入後すぐに故障が発生するした場合、売主が意図的に隠していたのか、偶然経年劣化で故障が発生したのかは中々判断が難しく、購入金額も大きいことから後々のトラブルに発展する可能性が高いです。
お互いに信頼でき、かつそれなりに車についての知識のある人どうしで、リスクを承知で納得の行く取引ができれば、一番リーズナブルに車を手に入れることができるのも事実です。
番外編〜オークション代行〜
最後に一つ、特殊な買い方をお伝えします。
中古車販売業を営んでいるお店が、中古車を仕入れるルートは主にふたつです。
一つ目が「お客さんから直接買い取る」、二つ目が「中古車のオークションで買い付ける」です。
中古車オークションは個人が参加できるものでは無く、資格と会費が必要になる業者向けのオークションです。
もし知り合いに中古車販売業を営んでいる親しい方がいらっしゃれば、オークションから直接引っ張ってもらうという買い方もできます。
メリットは自分の欲しい車をピンポイントでそれなりに安い値段で購入できることです。
お店側は在庫を持つリスクがなくなるので、比較的安い手数料で売ってくれることが多いのです。
デメリットとしては、車を見ずに決めることになりますので、ちょっと運任せなところも出てきてしまいます。
車種や個体の選び方
では実際にどのような車種を選べば良いのか、車種は決まっているけど、どの個体にすれば良いのかを決める判断基準について解説していきます。
車種の選び方
これは特に正解は無いので、ご自身の欲しい車種で決めれば良いと思います。
その中でも判断に迷いそうなポイントについて解説していきます。
年式と走行距離について
まずは年式と走行距離の判断ポイントです。
国産車で5年以内の車でしたら、大きなトラブル無く数年は快適に乗れると思います。
国産メーカーは過去の車から改良を重ねており、走行に関わる部品については10年20万kmを耐久年数としているメーカーが多いと言われています。
10年10万キロを過ぎると日本の中古車市場では値段がかなり落ちます。
ただし、近年の国産車であれば、そこまで大きなトラブルに会う可能性は低いと思います。
ゴム系部品や樹脂系部品は経年劣化が目立つようになる年式ですが、丁寧に乗られた車や屋根付きの駐車場に保管されていた車などは意外と綺麗だったりしますので、掘り出し物に巡り会えるかも知れませんよ。
さらに13年、18年を超えると税金負担割合が増えていきますので、覚えておいて損は無いと思います。
一般的に乗用車は年間1万kmくらいのペースで乗られることが多いのですが、中には年間2万km以上乗られる過走行車と言われる車も存在します。
前述の通り、走行系はしっかりとメンテナンスさえされていれば、10万km以上持ちますので候補の一つに入れても悪く無いと思います。
欧米諸国は高速道路の最高速度が早く、国によっては高速料金無料で、国を跨いで通勤等という人もいるので、30年間で50万km走った車も存在するくらい、しっかりとメンテナンスすば長く使えるものなのです。
国産車か輸入車か
最近は輸入車の中古車を候補に入れる方も増えてきたのでは無いでしょうか。
ひと昔前までは、輸入車は維持費が高く着くから辞めておいた方が良いと言われることも多かったのですが、最近の輸入車は国産車と大きな違いは無くなってきています。
まず、税金やガソリン代などですが、最近はディーゼル車や小排気量の車も多く出ており、国産車と変わらない維持費で所有することも可能になってきました。
また、輸入車は新車から中古の値落ちが大きく、意外と安い値段で購入できたりもします。
ただし、やはり不便な点もあり、整備してくれるお店が少なかったり、故障時に部品の取り寄せに時間がかったりと、イメージ通りのデメリットもあります。
昔に比べると比較的手に届き易くなった輸入車。
ぜひ候補に入れてみてください。
その他
最近はネット上で見れる車の情報も充実しており、車を見ずに決める人も多いと聞きます。
しかし、私個人としては実際に見に行くことをお勧めします。
写真だけではわからない、現車を見て初めてわかることもあります。
代表的なのは、ペットやタバコの匂いですが、それ以外にも写真に映って無い箇所のキズや内装の破れなど現車を見て初めてわかることは多いのです。
細かいキズなどは直さずそのまま納車されることがほとんどですが、知らずに納車されて、せっかくいい気分の中でキズや汚れを見つけてしまってはいい気分が半減してしますから。
また、見逃しがちなのが、オーナーズマニュアルに入っている整備書です。
これを見ると、しっかり点検整備されてきた車なのか、オーナーは何回変わっているのか、等の情報がわかります。
個人売買専用オートローン〜ユーカーネクストがおすすめ〜
最後に忘れがちな一番大切なポイントをご紹介します。
車種も決まり、購入するお店も決まり、個体も決まって最後に決めるのが購入方法です。
現金一括派の方も一度、オートローンを検討することをお勧めします。
現金一括派の人は「金利分多く払うのが嫌」「そもそも借金が嫌い」等の意見が多いと思います。私も昔は同じ感覚でした。
しかし、昨今は年金問題で積極的にNISA等で資産運用される方が増えており、せっかく貯金があるのでしたら、購入資金を投資に回し、車はローンで購入することをお勧めします。
例えば400万の購入資金を年利3%で運用すれば年12万、毎月1万円ローンを返済を安くすることができるのです。
また、せっかく欲しい車が決まったのに、ローン審査が通らなかった方や、個人売買でお得に買えるチャンスがあるのに、ローンが組めなくてお困りの方にも、この「ユーカーネクスト」というサービスがお勧めです。
オートローンを使うのが難しい個人売買やネットオークションに強いオートローンですので、ぜひ「ユーカーネクスト」というサービスを使ってみてください。
>>ユーカーネクストの詳細はこちらから(https://ucarnext.com)
まとめ
中古車の選び方について、新車と中古車、お店選び、個体の選び方など様々な視点から解説してきましたが、最後に忘れがちなポイントのオートローンについても解説してきました。
車を探す上でポイントになる点をまとめましたので、車選びの参考にしてみてください。
色々と悩むポイントは多いですが、どの車にしようか悩む時間も楽しいですよね。
大きな買い物ですから、しっかり検討してローンを組み、後悔の無い選択をしましよう。
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