オートローンの4つの種類や気になる金利まで詳しく解説します

オートローンについて オートローン

車を購入するときにはまとまったお金が必要であり、ローンを利用して購入資金を確保できます。
オートローンは車を購入するために利用できるローンです。
ディーラーや金融機関でオートローンを利用できますが、ローンを使うと通常は車の購入資金を分割払いします。
オートローンにはいくつか種類があり、それぞれで金利が違います。この記事では、オートローンについて詳しく解説します。

オートローンとは?

銀行やディーラーから、車の購入資金を借りる方法がオートローンです。
オートローンには金利が設定されているので、利用すれば利息が発生します。
つまり、オートローンを利用すれば、元金の他に利息が発生し、その総額を銀行やディーラーに分割で支払っていきます。

オートローンを利用するには、借入元の審査を受けないとなりません。
審査では収入や借金状況が調べられ、審査に通過してはじめてお金を借りることができることになります。
また、『オートローン』は、『マイカーローン』『カーローン』などとも呼ばれています。

オートローンの種類

オートローンは、大きく分けると以下の3つの種類があります。

  • 銀行系ローン
  • 信販系ローン
  • 残価設定型クレジット
  • 消費者金融系ローン

信販系ローンと残価設定型クレジットは、どちらもディーラーが提供しているローンです。
ただし、ディーラーが信販会社と提携して融資しているので、借入元は信販会社になります。
信販会社がディーラーに車の代金を支払い、車の購入者は信販会社に購入代金分を返済します。

銀行系ローン

オートローンの中でも、借入元が銀行であるのが銀行系ローンです。

  • 金利が低い
  • 最初から購入する車が自分名義になる

銀行系のオートローンは、設定金利が2%や3%と他のローンよりも低いです。
数百万円の車の購入資金を借りたとしても、低金利であるために、返済負担が少なくなります。

そして、ローンを利用して車を買ったとしても、購入時点から車の名義が自分名義になります。
ディーラーの提供するローンは、完済するまで車の名義がディーラーとなります。
さらに銀行系ローンは、車の本体代金以外に、車検や修理費用にも使用できます。
中には、担保や保証人不要の銀行ローンもあるので、利用しやすいです。

ただし、オートローンの中では審査が厳しいものとなります。
銀行系ローンが、オートローンの中で審査が一番厳しいと言っても過言ではありません。
無職ではローンを利用できないのはもちろん、フリーターやアルバイトでも、審査に通りにくいです。
また、審査時間が長く数日審査に時間を要します。

信販系ローン

中古車販売店やディーラーで申込をするタイプのローンであり、ローンの審査は信販会社が行います。

  • 審査が早い

中古車販売店やディーラーが扱う信販系ローンは、審査スピードが早く、車を見に行ったその日にローン利用の申込をしたならば、早い場合にはその場で審査結果が出ます。ローンを利用してその日に車を買いたいのであれば、信販系ローンを利用すればすぐに購入することができます。中には特定車種(新車)に限って、金利を低金利に設定しているディーラーもあります。

銀行系ローンよりも金利は高い傾向にあります。
低金利という謳い文句に釣られてディーラーに行ったとしても、特定の車種のみ低金利の設定で、他の車種は金利7%や10%であることも珍しくありません。
ローンで借りたお金は、車の本体価格の他契約時に選択したオプション費用も含めて契約する事ができます。

車を購入すると、最初は信販会社又はディーラー名義になっており、ローンを完済すれば車の購入者名義になります。

残価設定型クレジット

『残価設定型クレジット』も、信販会社やディーラー取扱いローンの1つです。

  • 返済総額を抑えられる

他のローンとは違い、少し特殊な形のオートローンになっています。
例えば、210万円の車を購入するとなったときに、ディーラーが5年後に50万円で買い取ると約束し、210万円から50万円を引いた160万円をローンで借りて返済します。この50万円を残価と言います。
ディーラーが車を買い取るまでの5年間で、車の本体価格から残価を引いた160万円を分割返済します。

残価設定型クレジットの金利は、5-7%前後です。
返済総額を抑えて月々の返済額を少なくできるローンであり、中には特定車種の金利を1%程度にしている新車ディーラーもあります。

約束の年数を経過したら、車を返却するか残価を一括で払うかのどちらかを行わないとなりません。
残価を一括払いすれば車を返却せずに乗り続ける事ができます。
ただし、車を返却するとなれば、車に傷が多いときや、想定よりも走行距離が多いと、追加料金を支払わないとなりません。

消費者金融系ローン(カードローン)

『消費者金融系ローン』は厳密にはオートローンではありませんが、車購入にも使えるローンです。
これは、『カードローン』と呼ばれるローンであり、使用用途が自由であるために、車の購入資金にも充てられます。

  • 審査に通りやすい
  • 保証人や担保が不要

ちなみにこれは、カードローンという名前で呼ばれていますが、
クレジットカードのローンではありません。全く別物になります。
車の購入をクレジットカードで検討している方への記事は別で書いてます↓

他のローンと比べると、審査に通りやすく、フリーターやアルバイトでも審査に通る可能性があります。
即日融資可能なローンもあるので、利用申込したその日に借りられます。
利用申込時には、保証人や担保は不要です。

気軽に利用しやすいローンですが、他のローンよりも利息が高いです。
また、借入限度額が初回契約の場合10-50万円と少なく、自動車購入に利用するには金額面で使いづらい点があります。
どのカードローンも最高金利が18%程度になっており、100万円や200万円借りるなら、金利は15%以上になるのは間違いありません。
他のオートローンよりも支払総額は50万円以上多くなるでしょう。

オートローンの選び方

オートローンは、銀行系と信販系があり、消費者金融系のローンでも車を購入できます。
自分に適したローンを選ぶには、いくつかポイントを抑えます。

何社からか契約条件の見積もりを取る

オートローンを利用するならば、数社から見積もり(比較)を取りましょう。
ローンごとに金利が違い、借りられる金額も違います。
何社からも見積もりを取ることで、金利や借入限度額、月々の返済額などを比べて、利用に適したオートローンを探せます。
ローンごとの借入限度額を見て、自分が借りたい金額を借りられるかどうかチェックします。

銀行系ローンでも都市銀行と地方銀行では金利が違い、ネット銀行のオートローンもあります。
信販系ローンならば、同じ車種でも店舗ごとに金利が違います。
これは、提携する信販会社が違うために、金利が違ってくるのです。

ローンには、保険料や手数料の発生する商品もあります。
これらがあると、余計なお金を支払わないとならないので注意しましょう。
見積もりでは、保険料や手数料があるかどうか見ておきます。

この見積り時点では審査申込をせず、まず自分の希望する条件に合ったローン会社を見つける事を目標としましょう。

金利と借入限度額の上限を確認する

オートローンは、下限金利と上限金利が設定されている商品がほとんどです。
金利を見ると下限金利でローンを利用できると考えがちですが、実際はローンの審査によって、下限金利から上限金利の中の金利が適用されます。
例えば、あるオートローンの金利が5~10%だとしても、必ずしも5%の金利になるとは限らないのです。

最大で金利はいくらなるかチェックしておき、オートローンを利用したときの利息を計算しておきましょう。
一般的に、借入額が少ないほど、上限金利に近い金利が設定されます。

さらには借入限度額も見ておきましょう。
こちらも、必ずしも借入限度額までお金を借りられるとは限らず、ローンの審査によって借入額が決定します。
一般的に借金が少なく、年収が多い人ほど、借りられる金額が多いです。

オートローンを利用するには審査を受けないとならない

どのオートローンを利用するにしても、必ず審査が行われます。
ローンごとに審査基準は違いますが、審査不合格となればお金は借りられません。
オートローンに申し込むと、審査申込書に氏名、勤務先、勤続年数、年収などを記入します。
この申込内容を元に審査され、審査で見られるのは大きく分けて以下の3つです。

  • 他社借入件数と借入総額
  • 信用情報
  • 属性

信用情報とは、信用情報機関に登録されているデータであり、過去に利用したローンやカードの利用履歴が記録されています。
ローンやカードで借りたお金の、返済時の遅延や延滞が記録されており、債務整理した内容も記録されます。
信用情報で、遅延や延滞が見つかれば、ローンの審査に通りにくくなります。

同時に、他社借入件数や借入総額、ローン申込者の属性も調べられます。
属性とは年齢、勤務先、勤続年数、年収、家族構成などです。
ローンの借入希望額に対して、借金が多いときや、年収が少ないときは、審査に通りにくいです。

ただしローンごとに審査基準が違うので、あるローンの審査に落ちたとしても、違うローンでも必ず審査に落ちるとは限りません。
もしも利用したいオートローンの審査に落ちたら、違うローンに申し込むと、審査に通りお金を借りられるかもしれません。
いくらお金を借りたいからといっても、銀行系ローン、信販系ローン、カードローンの中で手あたり次第に審査を行うのは避けましょう。

特に銀行系ローンは審査がかなり厳しいので、まずは銀行系ローンが自分に合っているのか、下記の記事で確認してください。

複数社の審査を行う事で、審査の照会履歴が重なり、通ったはずのローンも通らなくなることがあります。いわゆる「審査ブラック」の状態です。したがって、審査を行う際は目星をつけた銀行系ローン1社、信販系ローン1社ほどに絞って審査を行う事をお勧めします。

カードローンの審査は上記のローン審査を行っている最中は申込むのを避けた方が無難です。カードローン会社からの審査照会履歴が残ることによって、一般的に他のローン会社からはよほどお金に困っている人物だと思われ、ローン審査に不利に働きます。

オートローン利用の流れ

オートローンは、他のローンと同じく、申込してから審査を受けて、審査合格となってから融資が行われます。
どのようにオートローンを利用するか、その流れを見てみましょう。

仮審査

借入金額を決めて利用するオートローンを決めたら、利用先に仮審査申込を行います。
ローン会社ごとに、借入限度額や金利、月々の返済額などが違うので、自分の収入や購入したい車を元に適したオートローンを探しましょう。

購入したい車の候補が複数台あり迷っているときは、借入希望額を多めにして仮審査申込をしておきます。
多少高い車を購入するとなっても、再審査を受けずに済むのでスムーズに車を購入できます。

申込

仮審査を通過したら、必要書類を揃えて利用申込みを行います。
必要な書類は以下の通りであり、本人確認書類や購入先からの見積書などの、使用用途確認書類などを用意します。

  • 本人確認書類
  • 使用用途確認書類
  • 年収確認書類

これらの書類を用意して、仮審査を行った金融機関にローンの利用申込を行います。
店舗や店頭で申し込む他に、インターネットから申し込めるローンもあります。

本審査と契約

利用申込を行うと、金融機関が本審査をします。
本審査通過後に契約となり、金融機関が車の販売店の口座に直接車の代金を振り込むので、ローン契約者は代金支払いをする必要がありません。その後納車されれば、車の購入完了です。

オートローンを利用したら、借入後は分割払いで返済していき、毎月決まった金額を返済します。

まとめ

オートローンは、車の購入資金がないときに資金調達できる方法です。
ローンはいくつか種類があるので、ローンごとに金利や借入限度額が違い、それぞれのローンを比べて利用先を決めてください。
オートローンを利用するにしても審査を受けないとならず、年収や借金額を見て審査合格か不合格かが決まります。

ユーカーネクストでは、信販会社ローンを個人売買で利用する事ができます。銀行ローン程の金利の安さではありませんが、ディーラーや中古車販売店に比べると、かなり低金利の水準のローンを提供しています。しかも利用できる信販会社は、中古車販売店やディーラーと同じローンを提供しているため、ローン商品の品質も問題ありません。

ディーラーや中古車販売店は金利を高く設定していることが多いので、車両価格の安さに気を取られて高い金利のローンを契約してしまうユーザーが多く存在します。

そんな時に、一つの選択肢として安く車両が購入できる個人売買+低金利が利用できるユーカーネクストの利用も選択肢に検討しても良いかもしれませんね。

ユーカーネクストでは、個人売買の車にも購入時に「中古車保証」をつけることができます。

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