自動車ローンの3つを比較!!それぞれの選び方のポイントも解説

オートローン比較 オートローン

車を購入するとなれば、本体代金の他に、諸経費や保険などがかかり、多額のお金を必要とします。
予算が足りないとなれば、ローンを利用する方が多いでしょう。
自動車ローンと言っても、銀行やディーラーなどの借入先があり、それぞれのローンで内容や特徴が違います。
この記事で、それぞれの自動車ローンを比較し特徴をご紹介しますので、参考にしてください。

自動車ローンの比較

自動車ローンとは、自動車の購入費用を借りて支払い、分割で借りたお金を返していく方法です。
大きく分けると自動車ローンは、銀行系ローン、ディーラーローン、カードローンの3つです。
これらのローンは、金利や審査難易度で以下のように違いがあります。

金利 審査難易度 借入元 審査時間
銀行系ローン 2~3% 厳しい 銀行 数日~1週間
ディーラーローン 5~10% 比較的甘い 信販会社 最短1日
カードローン 15~18% 甘い 消費者金融 最短1日

全体的に金利が低いほど審査は厳しく、逆に金利が高いほど審査は甘いです。
いくらの金利でお金を借りられるかは、審査結果によって金利が決定されます。
傾向としては、収入が高く、公務員や大企業など安定した勤務先で働いており、借金が少ないほど適用される金利が低いです。

銀行系ローンは金利が低いですが、審査が厳しく、審査に時間を要します。
ノンバンクローンは金利が高いですが、審査が甘めであり、即日融資も可能です。

銀行系ローンの特徴

ローンというと、銀行が提供しているとイメージする人もいるでしょう。
銀行系ローンといっても、借入先は、銀行の他に信用金庫や信用組合、労働金庫、JAバンクなどがあります。
キャンペーンを行っている金融機関もあるので、うまく利用すると金利を下げてお金を借りられます。
ホームページをチェックしておくと良いでしょう。
利用する金融機関で住宅ローンを組んでいるならば、自動車ローンの金利が優遇されるときもあります。

金利と審査難易度

銀行系ローンの金利は低いです。
自動車ローンの中でも、低い金利でお金を借りられる借入先です。

自動車を購入するとなれば、多額のお金が必要となってくるので、金利が低いほど支払う利息が少なくなります。
支払う利息が少なければ、毎月の返済額も少なくなるので、返済の負担が減るでしょう。

審査は厳しいです。
金利を低くしているために、債務者が返済不能になれば、利益を出す前に金融機関は貸し倒れるリスクがあります。
そのために、審査を厳しくしており、お金を貸しても確実に返済できそうな人にのみ融資します。

無職では審査は通らないのはもちろん、フリーターや契約社員でも審査通過は厳しいです。
審査に通ったとしても、借入額が少なくなります。
収入が少なく借金が多いなら、他の自動車ローンを利用した方が良いでしょう。

審査時間が長い

銀行系ローンの審査は時間がかかり、長いと1週間程度審査に時間を要します。
これは、審査を厳しく行い、ローン申込者の収入や借金などと状況を詳しく調べるためです。
仮審査を行っている金融機関もあるので、本審査を受ける前に、審査に通りそうかどうか知りたいなら利用すると良いでしょう。

銀行によっては、窓口に出向いて審査申込となり、ネット申込を受け付けていない金融機関もあるので、どんな申込方法があるか調べてください。
自動車の購入費用の他に、カー用品購入や修理費用に利用できる銀行系ローンもあります。

ディーラーローン

ディーラーローンと名前がついていますが、借入先は信販会社です。
信販会社と提携するディーラーの提供するローンであり、申込はディーラーで行い、審査は信販会社が行います。
ローン利用にあたっては信販会社に足を運ばなくてよく、ディーラーの窓口で利用申込が行えます。

審査時間は比較的短く、早ければ申し込んだその日に審査結果が分かります。
ただし、ディーラーの提携先の信販会社しか利用できないために、他の信販会社は利用できません。

金利と審査難易度

金利は銀行系ローンよりも高く、カードローンよりも低いです。
信販会社によって金利に幅があるので、いくらぐらいの金利になるかは、申込先のディーラーがどの信販会社と提携しているかにより違います。
特定の車種で特別金利を設定しているキャペーンを行っているときもあり、その車種だと金利1%程度でお金を借りられます。
または、決算期などもキャンペーンを行っているので、見逃さないようにすると良いでしょう。

金利が高めに設定されているので、審査難易度は甘めです。
ローンの利用者の購入する車は、担保にしてローンを契約します。
担保があるために、審査難易度は甘めになっており、審査に通りやすいローンです。

ローン完済までは車はディーラー名義

ディーラーローンでお金を借りて車を購入すると、債務者がローンを完済するまでは、車の名義はディーラーです。
借りたお金をすべて返すまでは、車の所有権はディーラーにあります。
ローンを完済してはじめて、自分名義の車になるのです。

もしも、自動車ローンの返済が滞れば、ディーラーは車を売却して残債返済を行います。
銀行系ローンよりも、審査難易度は低くなっているローンです。
それでも、収入や借金状況によっては審査に通らない人もいます。
審査通過できるかどうか不安だという人は、頭金を用意すると良いでしょう。
頭金があれば、頭金を用意しないときよりも審査に通りやすくなります。

カードローン

カードローンやフリーローンと呼ばれているローンであり、借入元は消費者金融です。
これらのローンは、使用用途が自由であり、事業や投資以外の使用用途であれば、
借りたお金は好きなことに使えます。
利用申込時には、担保も保証人も必要なく手軽にお金を借りられます。

ネットからも申込みできるので、店頭窓口まで出向く必要がありません。
審査時間は早く、早いと最短で審査が完了し、即日融資ができます。
車がすぐに欲しいと思ったならば、便利に利用できるローンでしょう。
ローンによっては、ネットと郵送で手続きができるので、来店不要で契約が行えます。

金利と審査難易度

車の購入に使えるローンの中では、金利は一番高いです。
いくら借りるかによっても金利は違いますが、15%以上の金利になることが多いです。
保証人や担保が必要ないために、その分金利が高くなっています。

金利が高いですが、ローンの中では審査は甘めです。
フリーターや契約社員の方でも、借りられる金額は少なくなるかもしれませんが、ローン契約できるケースが多々あります。
多少収入状況や借金額で、審査に不安がある人でも、審査に通る可能性があるでしょう。

何度でも借入できる

カードローンと呼ばれるカードローンは、カードを利用して借入と返済を行います。
キャッシュカードと似た仕組みであり、契約を行うとカードで借りられる限度額が設定されます。
そして、カードで借入を行った後は、カードに返済をしていきます。

返済すればカードの残高が増えるので、残高があると、再度借入が可能です。
そのために、何度でも借入できるローンです。
車の購入以外で、急な出費があってもカードローンでまかなえるでしょう。

ただし、カードの残高がある限りは何度でも借り入れできるので、いつまで経っても完済できない人も多いです。
カードローンでお金を借りて車を購入するならば、返済計画を立てた方が良いでしょう。

自動車ローンの組み方のポイント

これまでご紹介したローンは、審査難易度で順に並べると、難易度が高い順に、銀行系ローン、ディーラーローン、カードローンです。
収入が高く借金が少ない人は、銀行系ローンの審査に通るでしょう。
逆に収入の少ない人や借金の多い人は、審査が甘めのカードローンに申し込んだ方が、審査に通る可能性があります。

金利で比べると、金利の高い順に、カードクローン、ディーラーローン、銀行系ローンです。
少しでも支払う利息を少なくしたいなら銀行系ローンがおすすめですが、審査が厳しいです。
自分の収入や借金状況と、利用したいローンの金利を見て、どのローンに申し込むか決めてください。

月々の返済額を決める

お金を借りた後は、月々返済していき分割返済を行うので、月々の返済額を決めておきましょう。
その上で、いくら借りれば決めた返済額で返済していけるか考えます。
自分の収入と支出を見て、生活に負担のかからない範囲で返済額を決めましょう。
ボーナス払いも併用するかどうかも考えておきます。

ただし、月々の支払額を少なくすると、完済までの期間が長くなります。
あまり長すぎる返済期間だと、その間に収入が減って支払いが滞り、返済不能になるかもしれません。
返済期間が長いと、それだけ支払う利息も多いです。
月々の返済額と返済期間のバランスを見て、毎月の返済額を決めてください。

多くの人は、車の所有期間にあわせて返済期間を決めます。
一般的には3~5年を返済期間とすることが多く、この期間車を所有し、ローンを完済できれば新しい車に買い替えます。
5年程度の所有だと、車を買取にだせばいくらかの値段がつくかもしれません。

頭金を増やす

どうしても月々の返済額を少なくして、完済までの期間が長くなるなら、頭金を増やすのも1つの方法です。
頭金を用意すれば、借入額を少なくできるので返済期間を短くして、月々の返済の負担を減らせます。
ローンを申し込むときには、毎月滞りなく返済できると考えますが、長い返済期間の中で思いもよらないことが起こり、返済不能に陥るケースも珍しくありません。
頭金を用意すれば、返済の負担が減ります。

ただし、カードローンは頭金を用意できません。
その代わりに、繰上返済を行えます。
繰上返済とは、お金に余裕ができたら、毎月の返済とは別にお金を用意して返済する方法です。
カードローンならば、頭金分を繰上返済に回しても良いでしょう。

自動車ローンの選び方のポイント

銀行系ローンやディーラーローン、カードローンと、自動車ローンといってもさまざまです。
車の購入のためのローンの選び方を間違えないために、選ぶときのポイントを抑えておきましょう。

最高金利を見ておく

多くのローンは、例えば金利が3.8~17.8%というように、下限金利と上限金利が設定されています。
これだけみると、金利3.8%でお金を借りられそうだと考えるかもしれませんが、ローン利用者の適用金利は審査によって、3.8~17.8%で決定されます。
申込者の収入や借金の状況によっては、上限金利の17.8%が適用される可能性もあるのでう。

一般的には、収入が多く、大企業勤務や公務員などと安定した職に就き、借金が少ない人ほど適用金利は低いです。
逆に収入の少ない人や借金の多い人は、適用金利が高くなる傾向にあります。
また、借入額が多いほど適用金利は低く、借入額が少ないほど適用金利が低いです。

変動金利と固定金利

ローンには変動金利と固定金利があります。
お金を借りた後は、市場金利にあわせて金利が変化し、通常は半年ごとに金利の見直しを行います。
低金利になれば支払う利息は少なくて済みますが、金利が高くなっていくと、それだけ支払う利息が増えます。

固定金利は市場金利の影響を受けず、完済まで金利が変わりません。
ローンの契約を行ったときに適用金利が決まり、毎月その金利に応じた利息を支払います。
超低金利時代だと、固定金利の方が金利が低いです。
車を購入するためにローンでお金を借りるとなれば、100万円単位で借りる人も多いので、金利が少し違うだけで、支払う利息も違います。

審査期間

ローンによって審査期間は違い、申し込んでからお金を借りられるまでに要する時間も違います。
すぐに車を購入したいのに、ローンの審査に時間がかかっては、目当ての車は他の人が購入するかもしれません。

銀行系ローンは審査期間が長く、ディーラーローンやカードローンは審査期間が短いです。

まとめ

車の購入金額は高額になることが多く、自動車ローンを使って購入する人もいます。
自動車ローンは、銀行系ローン、ディーラーローン、カードローンの3つの分けられます。
それぞれのローンで金利や借入限度額が違い、審査難易度や審査期間も違います。
購入したい車に対して、利用したいローンの内容を見て、申し込むローンを決めてください。

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