車のローン審査が通らない原因とは?信用情報の問題と適切な対処法

車のローン審査が通らない原因とは?信用情報の問題と適切な対処法 オートローン

車のローン(カーローン)の審査に通らなかったとき、「なぜ落ちたのか?」と原因を知りたい人も多いのではないでしょうか。

まとまった資金がなくても車が購入できる便利なローンですが、中には収入が不安定、過去に未払いの借入れがあるなどの理由で審査に通らないケースがあります。

この記事では、車のローンの審査に通らない原因から、信用情報機関の仕組み、通らなかったときの対処法について詳しく解説します。

【車のローン】審査に通らない原因

車のローン審査に落ちてもその理由は本人に通知されません

そのため、審査に申し込んだ時点の自身の状況と照らし合わせながら、審査に落ちた原因を解消する必要があります。

年収が低かったり、雇用形態の安定性が低かったり、借り入れが多いなどさまざまな原因はありますが、審査に通らない原因と大きく関係している要因に「信用情報に事故情報が残っている」場合があります。

具体的な車のローンに通らない原因については以下の記事で詳しく解説しているので気になる人はチェックしてみて下さい。

【車のローン】CIC・JICC・KSCの信用情報に問題がある

ローンの審査では、借金返済の遅延歴や自己破産の経験などが調べられ、過去にそうした金融事故があると、審査に通る可能性は極めて低くなります

車のローン審査に通るかを知りたいのなら、信用情報を確認すると良いです。

信用情報は、シー・アイ・シー(CIC)や日本信用情報機構(JICC)、全国銀行個人信用情報センター(KSC)などの信用情報機関に保管されています。

また、信用情報は、定められた期間が終わると金融事故情報などは抹消されます。そのため、いつまでも残り続けたりはしません。情報の保有期間は、情報機関や情報の種類によって異なります。

なお、定められた期間が終わると金融事故情報などは抹消されるので、いつまでも残り続けることはありません。情報の保有期間は、情報機関や情報の種類によって異なります。

シー・アイ・シー(CIC)

CICは、主に、割賦販売や消費者向けローン等のクレジット事業を行っている会社を会員とする信用情報機関です。

加盟している会社は以下の通り。

  • 流通系・銀行系・メーカー系クレジット会社
  • 信販会社
  • 百貨店
  • 流通系クレジット会社
  • 銀行系クレジット会社
  • 家電メーカー系クレジット会社
  • 自動車メーカー系クレジット会社
  • 専門店会
  • 保険会社
  • 保証会社
  • 銀行
  • 消費者金融会社
  • 携帯電話会社 など

日本信用情報機構(JICC)

日本信用情報機構(JICC)は、信用情報の収集・登録・管理・提供並びに交流を目的とした会社です。

加盟している会社は以下の通り。

  • 消費者金融会社
  • 信販会社
  • 金融機関
  • 保証会社
  • リース会社 など

全国銀行個人信用情報センター(KSC)

全国銀行個人信用情報センター(KSC)は、銀行協会が設置したもので、消費者信用の円滑化等を図るための目的で運営されている個人信用情報機関です。

加盟している会社は以下の通り。

  • 銀行
  • 信用組合
  • 信用金庫
  • 保証会社
  • 銀行業を営む会社 など

信用情報に事故情報が掲載される場合に起こる悪影響

信用情報に事故情報が載ると、多くの悪影響が生じる可能性があります。

  • 住宅や車のローンが組めなくなる
  • 新たにクレジットカードが作れなくなる
  • キャッシングの審査が通らなくなる
  • 携帯電話・スマートフォン端末の分割購入ができなくなる
  • 保証人になれなくなる
  • 賃貸マンション等の審査が通らなくなる

自動車はもちろんのこと、住宅購入などの大きな買い物の際にローンを組めなくなるといった、一般的によく知られる悪影響だけではなく、スマートフォンの購入時など、身近な場面においても不利益を被る可能性が大きくなるので注意が必要です。

信用情報の開示方法

信用情報機関に登録されている信用情報は、自分自身の情報であれば情報開示請求制度を利用して確認できます。

車のローンやカードローンなどへのお申し込み前に自分の信用情報が気になるような場合は、開示請求を行ってください。

手続き方法
(支払方法)
必要なもの 手数料
CIC インターネット
(クレジットカード)
スマートフォンまたはパソコン, クレジットカード 1,000円
郵送
(定額小為替)
開示申込書、本人確認書類など 1,000円
JICC 専用アプリ
(クレジットカード, コンビニ払いなど)
スマートフォン 1,000円
郵送
(定額小為替, クレジットカード)
開示申込書, 本人確認書類など 1,000円
KSC インターネット
(クレジットカード, PayPay, キャリア決済)
スマートフォンまたはパソコン 本人確認書類 1,000円
郵送
(コンビニで「本人開示手続き利用券」を購入して同封)
申込書, 本人確認書類の写し 1,124~1,200円

信用情報機関は、基本的には加盟する業者からの照会に応じて情報を提供するものであり、個人による他者の情報開示請求はできません。

信用情報の保管期間

信用情報上の事故情報は、延々に残り続けるものではありません

一定期間が経過すれば信用情報は回復しますが、回復されるまでにかかる期間は、事故情報の原因や信用情報機関の取扱によって異なります。

2,3ヶ月以降の延滞(長期延滞)の場合は、信用情報の回復までにかかる基本的な期間は、滞納を解消してから5年間といわれています。ただし、JICCは、契約の日付次第で信用情報回復にかかる期間が異なっており、令和元年9月30日以前の契約による借金を滞納した場合は滞納を解消してから1年間、令和元年10月1日以降の契約による借金を滞納した場合は滞納を解消から5年間となります。

任意整理の場合

任意整理をしたことで事故情報が登録された場合に、信用情報が回復されるまでにかかる期間は以下の通り。

信用情報機関 任意整理後に信用情報が回復されるまでの期間
CIC 契約終了から5年
JICC ①令和元年9月30日以前の契約
事故情報の登録から5年
②令和元年10月1日以降の契約
契約終了から5年
KSC 任意整理は事故情報として登録されない

自己破産の場合

自己破産が事故情報として登録された場合、信用情報が回復するまでにかかる期間は以下のとおり。

信用情報機関 自己破産後に信用情報が回復されるまでの期間
CIC 事故情報の発生から5年
JICC 事故情報の発生から5年
KSC 破産開始の決定から10年を超えない期間

車のローンの審査に通らない場合の対処法

車のローン審査に通らなかった理由を明確に知る方法はありませんが、必ず審査に通る方法もありません。

しかし、審査落ちのおもな原因を知って適切に対処ができれば、再審査で通りやすくなる可能性はあります

具体的なローンの審査に通らない場合の対処法については以下で詳しく紹介しています。

さまざまな対処法を行っても審査に通らない場合や、そもそも対処法をせずに今すぐになにかしら改善策がないのか知りたいという方、審査に不安があると言う方は、ローンを組みやすいだけでなく、個人売買でも利用できるオートローンサービス「UcarNext(ユーカーネクスト)」に相談してみるのも良いです。

もちろん同じ信販系ローンではある為、一定以上の条件は同じですが、今すぐできる改善策や対処法を親身になって案内してくれるのでおすすめです。

まとめ

車のローンの審査に通らない原因から、信用情報機関の仕組み、通らなかったときの対処法について紹介しました。

今回紹介したように、車のローンの審査に通らない原因には、自分の情報が信用情報機関されてしまっているため、なかなかローンに通らない状態になっている可能性があります。

信用情報機関に登録されている信用情報は、自分自身の情報であれば情報開示請求制度を利用して確認できるので、現在の状態を知るのが大切です。

信用情報に問題なければ、しっかりと対処法を実施することで審査に通りやすくなります。

 
UcarNext(ユーカーネクスト)

サイトURL:https://ucarnext.com

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