車庫証明の審査が厳しい理由と取れない原因から正しい対処法を解説

車庫証明の審査が厳しい理由と取れない原因から正しい対処法を解説 車庫証明

最近、車庫証明の取得が厳しいと感じてはいませんか?

車庫証明の取得は法律で義務付けられていますが、自分で車庫証明を取ろうと書類を作成しても必ず受理されるものではありません

新車や中古車を購入したり、車を譲り受けたりした際には、車の保管場所を確保していることを証明する車庫証明の取得が必要なのですが、最近では、車庫証明の審査が少し厳しくなったと実感している方も多いようです。

この記事では、なぜ車庫証明が取れないのか、その理由について詳しく解説します。

また、車庫の借り方や車庫証明の詳細、取得方法については以下の記事を参考にして下さい。

車庫証明の取得ができない理由

必要書類を準備して警察署に提出しても受理されない場合は、車庫証明に不備があるケースと、車庫証明の要件を満たしていないケースが考えられます

車庫証明の手続きは、郵送や捨印が認められていないので、何度も警察署に足を運ばないといけない場合もあります。

車庫証明の申請には「新規・増車・代替・変更」があるのですが、どの申請に対しても不備がある、要件を満たさないに該当すると車庫証明の取得はできません。

車庫証明に不備があるケース

車庫証明に不備があるケースとは、以下の原因があります。

  • 申請書類に誤字・脱字がある
  • 必要な書類が不足している
  • 必要事項の記載漏れ

申請書類に誤字・脱字がある

車庫証明の手続きは、たとえ一か所でも書類に誤字や脱字があると受理してもらえません。

本人が申請しているのであれば、その場で誤った箇所を訂正するか、新しい書類に書き直すだけでよいのですが、代理人が申請した場合に誤字や脱字を指摘・発見された場合には、その場での訂正ができず、改めて申請人に正しい記載をした書類を揃えてもらう必要があるので出直す必要があります。

必要な書類が不足している

車庫証明の申請には、「自動車保管場所証明申請書」や「所在図および配置図」などの書類が必須です。法律やその施行令、規則に細かく規定されています。

そのため、これらの必要書類が1つでも欠けていると、受理してもらえないので注意してください。

必要書類は管轄の警察署によって異なる場合もあるため、事前に確認しておくのが大切です。

必要事項の記載漏れ

車庫証明の申請は厳しいため、記入内容に漏れがある場合も受理してもらえません。こちらに関しても記入すべき事項は、法律やその施行令および規則に事細かく定められています。

住所などの簡単な事項であればその場で記入すれば良いですが、駐車スペースや出入口の寸法など、その場で追記することが難しい項目もあるため、記入漏れがないかよく確認するようにしてください

車庫証明の要件を満たしていないケース

続いて、車庫証明の要件を満たしていないケースを見てみましょう。

車庫証明の要件を満たしていないケースとは以下に該当します。

  • 本拠と保管場所が2kmよりも離れている場合
  • 保管場所のスペースと車のサイズが合わない場合
  • 保管場所が使用されている場合
  • 物理的に駐車できない場合

本拠と保管場所が2kmよりも離れている場合

車庫法では、車の本拠と保管場所との距離は直線で2km以内と定められています。そのため、使用の本拠から保管場所までの距離が2kmを越えてしまうと車庫証明はできません

本拠とは車を使用する人・会社の住所、保管場所とは駐車場の所在地です。個人なら自宅と駐車場、法人なら車を使用する本社や営業所、支店と駐車場との距離を指します。

車庫証明を義務付ける「自動車の保管場所の確保等に関する法律」に距離制限があるため、2kmを越えてはいけないという規定があるからです。

通常であれば、使用の本拠から駐車場までの距離が2kmよりも離れていると非常に不便なので、あまり発生しないケースではありますが、2kmを超えていないか、あらかじめ確認しておきましょう。

保管場所のスペースと車のサイズが合わない場合

車の大きさに対して保管場所が明らかに狭い場合、駐車できないと判断され申請は受理してもらえません。車庫証明とは、車の保管場所を適法に確保されていると証明するものだからです。

保管場所の要件は、道路から車を支障なく出入りさせられ、なおかつ車全体を収容できるのが条件です。

車体の一部が道路上にはみ出てしまうギリギリのケースなどは、各警察署での対応が異なるため、しっかりと確認するようにして下さい

保管場所が使用されている場合

警察は、車庫証明の申請内容をもとに現地調査を行ないます。該当の保管場所に別の車がとまっていた場合、保管場所を確保できていないとみなされ、要件を満たしていないと判断されてしまうので注意が必要です。

ただし、何かしらの事情がある場合は、その旨を申請時に警察へ申告しておけば問題ありません。申請書に事情などを記入できる項目があるため、忘れずに書くようにして下さい。

物理的に駐車できない場合

田んぼや窪地などそもそも駐車スペースがないような場所で申請した場合も車庫証明の申請は通りません。

虚偽申請の疑いをかけられる可能性もあるので、物理的に駐車できないような場所で申請するのは、やめておきましょう。

虚偽申請を行うと、厳しく罰せられるので注意してください。

まとめ

車庫証明が取れないのか、その理由について詳しく紹介しました。

通常であれば、普通に駐車場を確保して、不備がなく要件を満たしていれば車庫証明はとれます

基本的には、形式的に書類を準備するだけなので、今回紹介した内容をしっかりと把握して準備するようにして下さい。

また、冒頭でも記載しましたが、車庫の借り方や車庫証明の詳細、取得方法については以下の記事を参考にして下さい。

 
UcarNext(ユーカーネクスト)

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