CICやJICC、KSC(全国銀行協会-JBA)などにブラックリストとして情報が載ってしまった場合、白紙に戻すような裏ワザは存在するのかと疑問に思ってはいませんか?
クレジットカードでブラックになってしまったひと達も、海外旅行や急な出費等で新たにカードを作りたい場面に遭遇するケースもありますよね。
ネット上では様々なブラックからの復帰方法が紹介されてはいますが、その中では間違った情報も存在します。
この記事では、CICやJICC、KSCなどの信用情報機関にブラックリストとして情報が掲載されてしまった場合に、事故情報を削除して白紙に戻せるのかについて詳しく解説します。
CICなどの信用情報、ブラックリストを白紙に戻す裏ワザはある?
インターネット上でweb検索をしていると、「ブラックから復帰する裏ワザ」のような名称で様々な情報が提供されているのを拝見できます。
しかし、このようなサイトの殆どは、クレジットカードブラックのひと達を誘惑する悪質な情報を提供する悪徳業者です。
そのため、実際はブラックから復帰する裏ワザは存在しません。
個人信用情報機関やクレジットカード審査の知識をきちんと把握した上で、ブラックの情報が消えるのをおとなしく待つのが堅実な方法です。
ただし、「借金問題」「時効援用」「信用情報回復」などのジャンルに強い法律事務所(弁護士)などはあるので、一度相談してみるのも良いです。
時効援用・信用情報回復に強い法律事務所とは?
時効援用・信用情報回復に強い法律事務所とは、借金問題などを専門とした経験豊富な弁護士がいる法律事務所です。
主に、以下に当てはまる方であれば時効援用から信用情報を回復できる可能性が高くなると言われています。
- 5年以上返済が遅延しており裁判所に訴えられていない
- 裁判所に訴えられていても10年以上経過している
- 2003年以前から5年以上年利18%を超える利息の返済
- 破産免責から5年以上経過するが事故情報が載っている
これらの項目に当てはまる方であれば、ブラックリストから解放され信用情報を白紙に戻せる可能性があるので、法律事務所に相談してみると良いです。
借金を消滅には時効の援用が必要
借金でよく言われている時効の期間となる5年~10年は、時間の経過のみで自然に成立するわけではありません。
5年~10以上経過しても金融業者から裁判所に訴えられ判決が出てしまうと、そこからまた10年間は時効援用ができなくなります。それだけでなく、裁判所に訴えられてしまうと膨大な遅延損害金も付加して請求される可能性があります。
また、金融業者が債権譲渡をした場合は、更に5年間は信用情報の回復ができません。そのため、借金の時効を成立させるには時効の援用が必要です。
信用情報を回復させる時効援用とは?
金融業者からの借入(商取引)は最後に支払った日より5年、個人的に借入した場合は最終取引より10年、経過したことで時効主張の権利が発生します。
時効援用とは、「時効を理由に債務は消滅した」という意思表示で、前述した期間に加え、金融会社との会話の中で口頭で残金の存在を認めても時効が中断するなどの最低条件が必要となるため、弁護士に相談するようにしましょう。
時効主張の権利が発生する時期 | 債権の種類 |
---|---|
2年後 | ・売掛金 給料や塾などの月謝 |
3年後 | ・請負等代金 不法行為による損害賠償や慰謝料、離婚の慰謝料 |
5年後 | ・消費者金融・銀行・信販・カード等 家賃、地代、退職金 |
10年後 | ・判決で確定した債権(破産免責等) 個人間のお金の貸し借り、個人間の売買代金 |
時効援用を起こすには、上記の条件を満たしている必要があります。なお、時効援用をしていなければ、上記の条件を満たしていても借金が消滅することはありません。
信用情報、ブラックリストの期間とは?
基本的に、信用情報機関に事故情報が記録される期間は5年〜10年といわれておりますが、返済延滞や債務整理などブラックリスト入りした原因や信用情報機関によって年数が異なります。
また、返済の期日から61日以内に返済をすれば、金融事故情報が記録されないためプラックリスト入りはしません。
期日を数日過ぎた程度ではブラックリスト入りはしませんが、返済遅延自体は決して褒められたことでないので注意しましょう。念のため、事前にカード会社に返済が遅れる旨を連絡するのを忘れないようにして下さい。
また、具体的な信用情報の保管期間については以下で詳しく解説しているので合わせて確認してみて下さい。
携帯端末代金の返済遅延によるブラックリスト
携帯端末代金(スマホ代金)の返済遅延情報は、61日以上の延滞と3ヶ月以上の連続延滞によって、CICとJICCに事故情報が記録されます。
ブラックリストに掲載されてから5〜10年間は新規端末の分割契約ができなくなるだけでなく、自動車のローンや家のローンなども組めなくなります。
そのため、新しく端末の分割審査をしても信用情報に引っかかって落ちてしまい、ローンが組めない状態になります。
携帯の端末を分割で買えなくなるため、一括払いしか選択肢がなくなります。
多重申込によるブラックリスト
「短期間に複数のカードの申し込みをしている」、「または同時に複数のカードを申し込んでいる」という方は注意が必要です。
これは多重申し込みと呼ばれ、クレジットカード業界だけではなく、金融関連では相当嫌われる行為です。審査に通過できる可能性が限りなく低くなるので気をつけるようにしてください。
短期間に複数のクレジットカードやカードローンに申し込む多重申込をすると、6ヶ月間ほどブラックリスト入りすると言われており、6ヶ月以上期間を空けないとクレジットカードの審査やローンに通らなくなります。
最短で信用情報を復活させる2つの方法
ブラックリストではなくても、遅延などを繰り返すと悪いクレジットヒストリーが残ってしまいます。
悪いクレヒスが蓄積されてしまうと、今後のローンやクレジットカード申請、携帯電話代の割賦などを組みにくくしてしまいます。
そのような悪いクレヒスを最短で回復するには以下の2つが大切です。
- 5年間は延滞等のトラブルを避ける
- 延滞済みの請求は速やかに支払う
5年間は延滞等のトラブルを避ける
クレヒスの事故情報は、問題を解決してから5年間は保存されます。
そのため、完済後に5年間、それ以上の延滞などがない“いいクレヒス”を積み上げ続ければ、事故情報はクレヒスから消せます。
少し時間はかかりますが、こうした地道な方法が、もっともはやくクレヒスを回復させる最善策です。
また、今現在、安定した収入がない状態なら、就職するなどして一定の収入を確保するようにして下さい。そうすると、「今は支払い能力がある」と判断され、信頼度の向上に役立ちます。
延滞済みの請求は速やかに支払う
未払いになっている請求が残っている場合は、できる限り速やかに支払うようにして下さい。問題を解決してから5年間は悪いクレヒスが残るため、これも最短で信用情報を復活させるに必要です。
また、短期間の延滞ならそもそも事故情報としては記録されないとされていますが、現在自分の信用情報がどのようになっているのか気になる方は、信用情報の開示請求をしてみるのも大切です。
信用情報が心配な方が自動車ローンを組むには?
これから自動車ローンを組みたいが信用情報が心配という方であれば、一度「UcarNext(ユーカーネクスト)」に相談してみるようにして下さい。
UcarNextは、ローンを組みやすいだけでなく、個人売買でも利用できるオートローンサービスで、書類の準備から登録手続きまでの多彩なサポートはもちろん、個人売買においてトラブルになりやすい手続き関係を、第三者として仲介してくれるので、安心して取引ができます。
同じ信販系ローンではある為一定以上の条件は同じですが、今の状況を踏まえて、車購入に対して様々な提案をしてくれます。
また、最長10年間の中古車保証など魅力満載のサービスが充実しているのもおすすめのポイントです。
まとめ
CICやJICC、KSCなどの信用情報機関にブラックリストとして情報が掲載されてしまった場合に、事故情報を削除して白紙に戻せるのかについて詳しく紹介しました。
巷で言われているような、事故情報を削除して白紙に戻せる方法はありませんが、この記事で紹介した特定の条件に当てはまる方であれば、法律事務所などの弁護士・専門家を頼ることで問題を解決できる可能性があります。
また、自動車のローンを組みたいというのであれば、「UcarNext(ユーカーネクスト)」に相談するようにして下さい。
UcarNext(ユーカーネクスト)
サイトURL:https://ucarnext.com
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